日本社会学会にて報告してきました(2)

第90回日本社会学会大会@東京大学にて,二日目の11/5にも自由報告をさせていただきました。今回は「交通インパクトと都市・地域社会の構造変動」という5本の共同研究のひとつとして「(1)交通インパクトの社会地区分析と埼京線沿線地域の事例分析」を,日本大学の後藤先生と連名で報告させていただきました。

 

私の分析担当は,社会地区分析。東京大都市圏を含む関東地方の社会地区分析と,長野都市圏を含む中部地方の社会地区分析,そして福岡大都市圏・鹿児島大都市圏を含む九州地方の社会地区分析の3種類の分析を担当させていただきました。

 

通勤新線の開通と大都市間高速鉄道である新幹線の開通(延伸)が都市・地域社会の社会・空間構造にどのような影響を与えたのかを分析することが,共同研究の目標です。今回の学会報告で,与えられた「影響」は社会層ごとに異なるので,それを丁寧に記述することが肝要であることに,改めて気づかされました。この点を強調しつつ,分析結果は本年度中に原稿にまとめ,来年度中に書籍として出版する計画でおります。