KS法クラスター分析R言語化

 東京都立大学名誉教授の倉沢進先生と浅川が開発した,社会地区分析手法である「KS法クラスター分析」。『新編東京圏の社会地図1975-90』(東大出版会,2004)で公表した社会地図を析出するために用いたプログラムは,C言語で書いたものでした。


 その後,2007〜20011年度にかけて,「子どもの被害の測定と防犯活動の実証的基盤の確立」(研究代表者:原田豊(科学警察研究所))に研究分担者として参加させていただく機会があり,つくば市の社会地区分析を行いました。その際,東京大学空間情報科学研究センターの佐藤俊明先生(所属は当時)にご協力いただき,Excelで動作するプログラムを佐藤先生に書いていただきました。


 Excelは毎年のようにバージョンアップを繰り返すため,KS法クラスター分析プログラムが動作し続けることができるかどうか,怪しい状況となりました。ですが,動作のチェックと改良を佐藤先生にお願いすることもできません。そこで,無料で利用でき,統計解析に強いR言語によって,KS法クラスター分析プログラムを自分で書き直すことにいたしました。


 2015年4月26日に作業を開始し,R言語の勉強をしながら,時間を見つけてはプログラムを書いております。なかなか遅々として進みませんが,6月末を目標にプログラムを書き上げるつもりでおります。作成したプログラムは,このサイトから自由にダウンロードし,ご利用いただけるようにする予定です。今しばらくお待ちください。