第12回日本都市社会学会賞を受賞しました

 2021年9月11〜12日に、日本都市社会学会第39回大会が開催されました。浅川は、科研費(基盤研究A)「三大都市圏における格差拡大の進行過程とその社会的帰結に関する計量的研究」(研究代表者:橋本健二)の一環として、「三大都市圏の社会空間構造(1)人口、家族、住宅に関する分析」◯浅川達人(早稲田大学)、平原幸輝(早稲田大学大学院)、妻木進吾(龍谷大学)を報告させていただきました。多くのご質問、コメントをいただき、今後の研究をブラッシュアップするためのヒントをたくさんいただくことができました。ご参加くださったみなさまに感謝申し上げます。

 9/11に行われた総会におきまして、前述の科研費プロジェクトの前身である、科研費(基盤研究A)「大都市部における格差拡大の進行過程とその社会的帰結に関する計量的研究」(研究代表者:橋本健二)の研究成果をまとめた著作が、第12回日本都市社会学会賞(磯村記念賞)を受賞いたしました。橋本先生がなさってきた階級・階層研究と浅川がおこなってきた社会地図研究の接合という初の試みについて、都市社会学会より評価していただくことができました。評価作業にあたってくださったみなさまに、深く感謝申し上げます。

 

受賞作:橋本健二・浅川達人編著『格差社会と都市空間 東京圏の社会地図1990-2010』鹿島出版会、2020年

 また、同じ総会におきまして、浅川が日本都市社会学会会長に選出されました。玉野和志現会長の後任として、2023年9月まで会長をつとめさせていただくこととなりました。恩師である倉沢進先生が会長に選出されたのが、私が大学院生のころでした。あれから30年ほど経過し、今度は私が日本都市社会学会に貢献する番となりました。責任の重さにたじろぎますが、日本都市社会学会の発展に寄与できるよう尽力する所存です。