フードデザート問題に関する報道

 10月末から立て続けに、複数のメディアからFDs(フードデザート:食の砂漠)問題に関する取材を受けるようになりました。最初にコンタクトを取ってきたのは、NHK「クローズアップ現代」の取材班。別のチームが地方都市でこの問題に取り組んでいるが、都市部でも同様の問題が生じているのではないかと考え、意見を聞かせてほしいとのことでした。

 次にアクセスしてきたのが、同じNHKの「おはよう日本」のディレクター。9/22の日経新聞「買い物難民、今や都心に」という記事で私がコメントしていたのを見て、話を聞きたいと連絡をいただきました。

 続いて連絡があったのが、日本経済新聞社の記者で、「インサイドアウト」という紙面の記事を執筆している方でした。この方は、FDs問題について取材を進める中で、茨城キリスト教大学の岩間先生や農林水産政策研究所の高橋さん、東大の浅見先生らに取材を進める中で、浅川の名前を聞くことが多かったので連絡したとのことでした。

 このように、ほぼ同じ問題に対して、複数のメディアから取材を受けることになりました。その後複数回のやり取りを経て、「クローズアップ現代」は2023年12月5日に放映されました。

 

「あすのごはんが買えない・・・ 暮らしを脅かす“スーパー閉店” 」(https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/episode/te/R19L1R1L2G/)

 

この番組については、担当のディレクターから「おかげさまで、大変反響が大きく、視聴率をみても、関心の高さがうかがえました。」というコメントをいただきました。

 

 日本経済新聞については、12/10に電子版が、12/12に紙面版が公開されました。

 

「食の砂漠」都心にも買い物難民 大型開発で住環境変化

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE2469V0U3A121C2000000/

 

記事を執筆してくださった記者の方からは、「電子版は反響がかなり大きく、弊紙の中でもトップクラスのアクセス数を集めるなど非常に高い評価を得ております」というコメントをいただきました。

 

 視聴者・読者の方々が、他人事ではなく自分事としてFDs問題を捉えてくださったのだろうと思います。私たち研究グループとしては今後も、この問題が解決されることを目指して研究を続けたいと考えております。